杉並区の和田商店街(杉並区和田2)が11月、「第12回 東京商店街グランプリ」でグランプリを受賞した。主催は東京都
チラシに掲載されたクイズの答えを各参加店に伝えてスタンプを集める「クイズラリー」
都内商店街の優れた取り組みを表彰、商店街の役割や魅力について多くの人に知ってもらおうと実施している同グランプリ。今年は各区市の推薦を受けた商店街事業31件の応募があったといい、同商店街は「街の力を育て合い事業」で応募しグランプリを獲得した。
同事業では、若い新住民を対象に個人商店の店主らが講師となり、店の技が体験できる「和田トライアルウィーク」や、地域の母親ネットワーク「わだっち」がプロデュースした「商店街クイズラリー」などを実施。新規顧客の掘り起こしと、高齢化した店主が、若い消費者ニーズを取り入る独自のアイデアを試す仕組みだった。
「子育て世代を取り込む」というコンセプトの下企画される点がユニークであることや、商店街と子育て世代の活発なコミュニケーションが、街のさらなる発展につながっている取り組みであること、商店街による地域への貢献性の高さが評価され、グランプにつながった。
同商店街会長の吉村治樹さんは「子育てに優しい商店街として、商店街の活力が高まり、さらにグランプまで受賞いただきとても光栄。これからも住みよく楽しいと思ってもらえるような商店街づくりを目指していければ」と話す。