杉並区の「井草湯」(杉並区下井草5-3-15 TEL 03-6913-7226)が4月18日、リニューアルオープンした。
1953(昭和28)年に創業した同銭湯。1974(昭和49)年以来、2度目のリニューアルとなる。
3代目の井口雄太さんは「『子どもと一緒に行ける銭湯』をコンセプトに、浴場や休憩室も親子で楽しめるように設計した。リニューアルオープンを楽しみに待ってくれていた方が多くうれしい」と話す。
これまで浴槽は男女各1つで、昔ながらの富士山の壁画が描かれている風呂だった。リニューアル後は洗い場各16席。約42度のジェットバスの浴槽脇に、温度を1度下げた「こどもぶろ」を作った。気泡が沸くシルキーバスや、炭酸泉の露天風呂、男湯にコンフォートサウナ、女湯に水風呂を設置。壁や浴槽は名古屋モザイク工業の「麻の葉タイル」を使い、男湯はシックな空間に、女湯はピンクや紫、水色などを使いかわいらしい印象になるようにした。
待合室では生ビール(430円)やソフトクリーム(300円)、チョコレート菓子なども販売。2階のキッズルームではアニメDVDの放映なども行う。
井口さんは「子どもと楽しんでもらえるようにさまざまな工夫をしているので、銭湯を知ってもらえるきっかけになれば」と話し、「近所の銭湯にも足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
営業時間は14時30分~22時30分(最終入場は22時)。月曜定休。入浴料は大人=460円、小学生=180円、幼児=80円。