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杉並・大宮八幡宮に平安時代の七夕飾り 技芸の上達祈る

平安時代の七夕飾り「乞巧奠」

平安時代の七夕飾り「乞巧奠」

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 杉並区の大宮八幡宮(杉並区大宮2)で7月1日から平安時代の七夕飾り「乞巧奠(きっこうでん)」が公開されている。

「大宮八幡乞巧潜り」を潜る参拝客

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 大宮八幡宮は、1000年の歴史がある区内を代表する神社。「子育て厄よけの八幡さま」や「東京のへそ」とも呼ばれている。

 乞巧奠は「平安時代の宮中行事を現代に再現したい」と開かれ今年で20回目。中国の織姫(おりひめ)・牽牛(ひこぼし)の星祭りや、日本古来の聖なる乙女「棚機つ女(たなばたつめ)」の信仰が重なり、平安時代の宮中を中心に技芸の上達を祈る七夕行事として行われていたもの。裁縫や書道・詩歌・管弦などの上達を祈り、同神社で実際に使われている雅楽の楽器や筆硯(ふですずり)・糸などを供えている。8日と14日の17時には「雅楽と神楽の夕べ」も開かれる。

 境内には梶(かじ)の葉や5色の布を垂らした「大宮八幡乞巧潜り」が設置され、潜ると技芸が上達するといわれることから、多くの参拝者が祈りを込めて体験していた。

 見学時間は9時30分~16時30分。今月15日まで。

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