旧上井草保育園(杉並区上井草3)が障がい者施設に建て替わるのに伴い、伐採した桜の木を生かす「街の木活用ワークショップ」が8月25日、都立農芸高校(今川3)で開かれた。
7月初旬に伐採した桜の木は、高さ約10メートル、直径80センチの木を含む2本。「何か形に残したい」と同校の生徒や卒園児約30人がワークショップに参加した。
参加者は「大鋸(おが)」と呼ばれるのこぎりで木材をひき切り、剥いた桜の樹皮を活用して、手拭いを染める草木染など、約6時間の作業を体験。参加した子どもは「木を削るのは難しいけど楽しい」「きれいに染まった」と喜び、同校の生徒は「授業とは違った貴重な体験ができた」と話していた。
障がい者施設のオープンは来秋を予定し、同時期にもワークショップを行う予定。