手前から)小町紅 クラシカ/cream/mint/violet(ケース色全3種) ※奥のスティックタイプは参考資料「キスミー特殊口紅(繰り出し式)小」1950~1964年 紅ミュージアム蔵
株式会社伊勢半ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:澤田晴子)は、2025年に創業200周年を迎えました。この節目を記念する小町紅として、2025年6月25日に「小町紅 クラシカ/cream/mint/violet」(ケース色全3種)を発売します。
小町紅は、江戸時代の製法そのままに、紅花の花びらから赤色色素を抽出して作る日本の伝統的な口紅です。紅筆や清潔な指に水をつけて、玉虫色に輝く紅を溶き、唇に塗布します。
創業200周年を記念した小町紅は、伊勢半がこれまで生み出してきたヒット商品から1950年に発売した「キスミー特殊口紅」のケースデザインを採用し、アレンジしました。昭和レトロ感がたまらないクリーム、ミント、バイオレットの色は、10色以上展開されていた当時のケースカラーの中から選んでいます。
クラシックな可愛らしさに心を揺さぶられるデザインが、紅を点すひとときを、更に特別なものへと演出します。
※口紅の色は一色です。
【商品紹介】
小町紅 クラシカ(こまちべに くらしか) 38,000円(税込41,800円)
1950年に発売した「キスミー特殊口紅」のケースデザインを小町紅の紅板(携帯用ケース)にリデザイン
サイズ 縦33×横52×高さ14mm
使用目安 20回程度(口紅として)
成分 ベニバナ赤
形状 紅板(リフィル交換式)
容器材質 スズ合金、K18シャンパンゴールドメッキ、エポキシカラー、ガラスミラー、マグネット、アルミ、漆
商品の箱にシリアルナンバーカードを封入しています。
(左から)小町紅 クラシカ/mint/violet/cream
ミラー付き リフィルを入れ替えて使える
側面に昭和中期に使われていた「Kiss Me」のロゴが入る
裏側には200を表すギリシャ文字の「σ」をデザイン
「キスミー特殊口紅(繰り出し式)」
昭和21年(1946)に発売した「キスミー特殊口紅」は、主成分にひまし油を使い、ラノリン、ネオスクワレートを含有し、発色、のび、つきが良いだけではなく、唇の荒れにも効用がありました。キャッチコピーに「口唇に栄養を与える」を掲げると、戦後の食糧不足で「栄養」という言葉に敏感だった女性たちの関心を捉え、伊勢半を代表する大ヒット商品となりました。発売当初は押し出し式でしたが、昭和23年(1948)に繰り出し式も発売され、工夫を凝らした容器デザインでリニューアルを重ねました。商品は大・中・小など複数展開されていたため、消費者自身が、自分好みのサイズや価格で選ぶことが出来ました。