
物流倉庫や工場向けに自動化ソリューションを提供する株式会社ROMS(本社:東京都品川区、代表取締役:前野洋介)は、提供する梱包作業効率化ツール『梱包アシストAI』において、「AI補正」機能を強化し、新たに標準搭載したことをお知らせいたします。
『梱包アシストAI』には、推奨された梱包箱と現場で実際に使用した箱の違いを記録できる「フィードバック」機能が備わっています。今回標準搭載した「AI補正」機能では、蓄積されたフィードバックデータをAIが分析し、商品マスタのサイズ情報を自動で補正。これにより、お客様による商品サイズの再計測やマスタ情報の手動修正にかかる負担を軽減しながら、箱サイズ推奨の精度を継続的に高められるようになりました。
開発の背景
ROMSの『梱包アシストAI』は、JANコードや商品名などをもとに、AIが商品の3辺サイズを推測・自動登録するため、事前の商品マスタが不要です。これにより、多種多様な商品を取り扱う物流現場において、マスタ整備の負担を大幅に軽減します。
一方で、箱サイズ推奨の精度をさらに高めるうえでは、商品サイズ情報の正確性も重要になります。登録されたサイズ情報と実際の商品サイズに差がある場合、推奨された箱に商品が収まらず、現場で箱を選び直すケースもあります。
こうした現場での梱包結果を商品情報の精度向上に活かすため、ROMSは「AI補正」機能を強化しました。
「AI補正」機能の概要

本機能では、既存の「フィードバック」機能を通じて蓄積された梱包実績をAIが分析し、商品サイズや梱包時の制約条件を自動で補正します。補正にあたっては、Web上の商品情報や画像なども参照し、登録情報の妥当性を総合的に判断します。
- 実際の梱包結果に基づく商品サイズの自動補正例えば、『梱包アシストAI』がMサイズの箱を推奨したものの、実際には一回り小さいSサイズの箱に収まった場合、登録された商品サイズが実際の商品サイズと異なっている可能性があります。
「AI補正」機能では、一定回数以上のフィードバックが蓄積された商品を対象に、登録されているサイズ情報の妥当性を判断。補正が必要な場合、商品マスタの3辺サイズを自動で更新します。
- 商品の特性を踏まえた梱包条件の自動補正商品サイズだけでなく、横倒し禁止や重ね合わせの可否といった梱包条件も「AI補正」の対象となります。
例えば、ボトルなどの商品が、横倒しすれば小さな箱に収まるにもかかわらず、実際には大きな箱が使用されていた場合、AIはサイズ情報の誤りだけでなく、横倒しが禁止されている可能性も考慮します。その際、Web上の商品情報や画像なども参照し、商品の特性に応じた梱包条件を推定します。
また、バケツのように重ねて収納できる商品についても、梱包実績と商品情報から重ね合わせの可否を推定し、梱包条件の補正に活用します。
- 蓄積されたデータをもとに、継続的に推奨精度を改善
一定回数以上のフィードバックが蓄積され、補正が必要と判断された商品については、1日1回の自動処理で商品情報を更新します。
これにより、商品サイズや梱包条件を手作業で確認・修正する負担を軽減しながら、実際の梱包状況に即した商品情報の維持・更新が可能になります。
現場の梱包実績を活かし、さらなる精度向上へ
『梱包アシストAI』は、商品サイズや梱包資材の情報をもとに、配送コストを考慮した箱サイズの推奨や、3Dシミュレーションによる商品の詰め方の提示を行うクラウド型システムです。
今回の「AI補正」機能の標準搭載により、現場で蓄積された梱包実績を次回以降の箱サイズ推奨に反映し、より精度の高い梱包判断を支援します。
ROMSは今後も、物流現場の実態に即した機能開発を通じて、梱包業務の効率化と標準化に取り組んでまいります。
製品説明|梱包アシストAI