ソフトクリーム店「宮野乳業 牛乳屋さんのソフトクリーム」(杉並区阿佐谷南3)が3月28日、オープンする。
1940(昭和15)年の創業から79年間地元住民に牛乳を届ける宮野乳業が、ソフトクリームを開発。店舗を一部コーナー化し販売を始める。
3代目で店主の宮野雄一朗さんは、東京理科大学大学院理工学研究科出身。牧場での実務経験も生かし、商品を生み出した。牛乳は、牛から搾ったままの脂肪球の状態を維持するためホモジナイズド処理を行わない「ノンホモ」かつ、生乳の風味や栄養をできるだけ損なわないよう、殺菌温度の影響を極力避けるため、パスチャライズ殺菌(72度15秒間)を採用したものを原料の約80%に使う。マシンはイタリア産「カルピジャーニ」社を導入し、滑らかな口当たりのソフトクリームを提供するという。
フレーバーはミルクに絞り、メニューは「カップ」「コーン」(以上、430円)、「ワッフル」(460円)、「グラノーラ」(490円)を用意。
宮野さんは「幼少から親しんできた牛乳の本来のおいしさを探究する中で、プライベート商品の開発にも取り組んできた。これまでの牛乳を『お届けする』ビジネスに加え、お客さまに牛乳をさらに愛していただくために新しい業態を模索する中で、牛乳のプロとしての経験と知識を結集し、『牛乳屋さんのソフトクリーム』の提供を開始することにした。賞味いただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~18時(土曜・日曜・祝日は18時30分まで)。