イベント「西荻はしごSAKE」が4月22日、飲食店共通インスタグラムアカウント「西荻はしごSAKE テイクアウトの変」(@nishiogi_hashigo_sake)を立ち上げた。
イベント主催者の一人で「西荻窪 ビストロキッチン ルポン」(杉並区松庵3)店主の鈴木秀輔さんは「(新型コロナ以前から)元々あった『西荻はしごSAKE』のホームページを修正してテークアウトの店を紹介しようとしたが、そのタイミングで緊急事態宣言が発令されたこともあり、営業している店がほとんど無かった。その間にフェイスブックなどでテークアウトの情報を共有するグループなどができていたので更新を見送っていた」と振り返る。
「そのうちにテークアウトやデリバリーを始める店が増えてきて、テークアウトを利用したいお客さまから『テークアウトをしている店が分からない』『行ってみたら休みだった』『今日どんなメニューがあるのか分からない』『インスタでおいしそうなテークアウトを見つけて行こうとしたら3日前の投稿だった』などの声を聞くようになった」と話す。
鈴木さんは、店側からの発信をまとめたアカウントがあった方が良いと考え、西荻窪飲食店共通のインスタグラムのアカウントを立ち上げた。
共通インスタグラムアカウントに参加している店は、nishiogi_hashigo_sakeのアカウントが参加店のアカウントだけをフォローしているため、nishiogi_hashigo_sakeのプロフィール欄から「フォロー中」のアカウントを見ればどの店が参加しているかが分かる仕組みで、5月5日現在の参加店舗は25店舗。
日付の区切りが分かるように毎朝日付と一言を添えて同イベントのイラスト入り画像をアップし、ユーザー側から当日の情報が分かりやすくしたのも工夫の一つだという。
鈴木さんは「いろいろな所でサイトなり地図なりを作っているとは思うが、街の飲食店が主体となった共通インスタグラムアカウントの運営はあまりやっていないのでは。近々マップも作りたい」と意欲を見せる。