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仮想百貨店「阿佐谷百貨店」「西荻窪百貨店」オープン 高円寺・荻窪に続き

4駅の仮想百貨店ポスター

4駅の仮想百貨店ポスター

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 阿佐谷ジャズストリート実行委員会は5月20日、ウェブサイト「阿佐谷百貨店」を正式オープンした。西荻茶散歩実行委員会も同日、「西荻窪百貨店」を正式オープン。4月10日にオープンした「高円寺百貨店」(主宰=高円寺フェス実行委員会)、5月1日にオープンした「荻窪百貨店」(主宰=ogibon/荻窪地域情報発信委員会)の姉妹サイト。阿佐ヶ谷、西荻窪周辺のテークアウトを行う飲食店や通販サイトを持つ家具店、雑貨店などの店舗情報をまとめてジャンルごとに紹介する。阿佐谷百貨店・西荻窪百貨店のオープンにより、杉並区内の中央線4駅全てのエリアに仮想百貨店サイトが出そろった。

4駅の仮想百貨店オープンを告知するポスター

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 阿佐谷百貨店・西荻窪百貨店はそれぞれ、「おうちで楽しむ、阿佐谷。」「おうちで楽しむ、西荻窪。」をテーマに、「1F 飲食店フロア」「2F 物販店フロア」「3F サービス業フロア」「RF 音楽・エンタメフロア」と百貨店のフロアのように業種でカテゴリーを分けて紹介。新型コロナウィルス感染拡大防止や外出自粛要請に伴い通常と異なる店舗の営業時間や飲食店のデリバリーの有無、テークアウトの際の事前注文方法などを掲載する。物販店などは店ごとが持っている通販サイトにリンクし、同サイトでは在庫を持たない。東京都の自粛緩和に伴い営業形態や営業時間を見直す店もあるが、随時情報を更新し、コロナ収束後にはまち歩き・観光情報を発信するサイト運営を目指す。

 阿佐谷百貨店は毎年10月に開催する地域イベント「阿佐谷ジャズストリート」が主宰。「阿佐ヶ谷飲み屋さん祭り」が協力し、シェアスペース「マルコせいさく所」が運営する。立ち飲み店「アサガヤアンナイジョ」、創業32年の「日本料理ふぐ輔にしぶち」、やまぶどうかごなどのかごバッグを販売する「かごや」(以上、阿佐谷南3)などが登録する。

 西荻窪百貨店は毎年6月に開催するまち歩きイベント「西荻茶散歩」(2020年は新型コロナの影響で中止が決定)が主宰、デザイン事務所「スクラップリング」が運営する。熱海直送の干物を中心とした弁当を販売する「おかえり酒場 さんだるきっちん」やレトロなアーケードゲームをテーマにした内装でハンバーガーなどを提供する「Arcade Cafe&Bar Hi-SCORE」(以上、西荻南2)、全国からセレクトした雑貨、食品、アクセサリーなどを販売する「あめつち」(西荻北3)などが登録する。

 両百貨店サイトにシステム提供する高円寺フェス実行委員会の広報担当者は「荻窪百貨店も地域情報誌『ogibon』(荻窪地域情報発信委員会)の主宰が正式に決まった。阿佐谷ジャズストリートと西荻茶散歩の協力によって杉並区内中央線4駅で、これまで地域活性化に努めてきた団体が百貨店サイトを運営することになった。まち歩きやイベントでにぎわいをつくることが難しい状況だが、地域の魅力を作っている個性的な店舗の広報を支援して地元住民の方に届けたい」と話す。

 「テークアウト情報に限らず物販店や動画配信を行うライブハウスの情報なども無料掲載している。掲載店舗が増えればお客さまにも便利なサイトになる。順調に新型コロナの感染拡大が収束すれば観光・まち歩きの情報サイトとして活用できる。各エリアの店の方には、ぜひ掲載を検討してほしい」と呼び掛ける。

 掲載希望は各サイト内の掲載店舗申し込みフォームより受け付ける。掲載無料。

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