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ひとり親家庭に飲食店の弁当届けるプロジェクト 杉並エリアでも支援呼び掛け

弁当の一例

弁当の一例

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 新型コロナウイルスの影響で仕事がない、収入が減少するなど経済的に困窮するひとり親家庭に飲食店が作る弁当を無料配布する「ING(アイエヌジー)プロジェクト2020」の杉並エリアが、8月末まで活動を継続するための支援を呼び掛けている。

弁当を配達するスタッフ

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 同プロジェクトはカジュアルイタリアン「Noza Caza(ノザカザ)」(港区六本木4)を運営する代表の笹祐輝さんが発起人となり、港区・品川区・目黒区・杉並区などの東京23区内の8区で展開する。6月30日には自身も「シングルマザー家庭育ち」という手越祐也さんが公式スペシャルサポーターに就任したことを発表。同プロジェクトの公式サイトに実際に配達を行った感想やメッセージを寄せている。杉並区は正和不動産(杉並区高円寺北3)の社長・秋元寛さんが窓口となり、同社で配達などを担当。ラフ&ピース合同会社が運営する「割烹DISCO大蔵」(高円寺北2)が弁当の調理や配達を担当する。

 杉並エリアでは、月曜~金曜の毎日、約30~40世帯の家庭や、母子家庭を支援する施設に無料で弁当を届ける。16時ごろに割烹DISCO大蔵で調理した弁当を17時~19時ごろにかけて同店スタッフや正和不動産の社員が手分けをして自転車や車で配布する。弁当の容器には支援者と弁当を作った飲食店の名前、メッセージなどを記入したシールが貼られ、同プロジェクトのサイトでは支援を受けた家庭からのメッセージなどを紹介する。

 支援金は弁当を届けるための1食当たり約1,000円の経費となり、800円が配達代を含めて飲食店に、200円が本部の事務経費に充てられる。

 秋元さんは「プロジェクト全体での支援金とは別に、杉並エリアとして集めた資金が不足している。できれば杉並の資金は杉並で賄いたい。もともと6月末で終了の予定だったが、支援を受けている家庭からの要望があり、8月末までは継続したい。新型コロナの影響で本当に困窮しているひとり親家庭に弁当を届けられれば」と話す。

 同プロジェクトの杉並エリアへの支援の問い合わせ窓口は正和不動産(TEL 03-5364-9001)まで。同プロジェクトの公式サイトから支援を表明し入金の際は、杉並エリアへの支援であることを明記することで杉並エリアへの支援になるという。

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