高円寺経済新聞の今年上半期PV(ページビュー)ランキングは、「杉並区の飲食店でテークアウト販売増える 新型コロナ対策で」が1位になった。
同記事は、東京都が呼び掛けた新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛に協力する飲食店が店内飲食からテークアウト販売に移行し、それに伴ってエリアごとに「#高円寺テイクアウト」「#西荻窪お持ち帰りグルメ」などの共通ハッシュタグ使用を呼び掛けてリアルタイムに情報を共有できるようにした動きを伝えるもの。自粛解除を受けて営業時間を通常に戻した店舗も多いが、現在もテークアウト販売を継続する飲食店は多く、新型コロナの影響の大きさとそれに対応する社会の動向を後に伝える記事となった。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 杉並区の飲食店でテークアウト販売増える 新型コロナ対策で(4/3)
2. 高円寺に南インドカレー&ビリヤニ専門店「エリックサウス高円寺ビリヤニセンター」(3/11)
3. 新型コロナの影響で苦境下のライブハウス 高円寺の2店に現状を聞く(3/30)
4. 仮想荻窪の百貨店「荻窪百貨店」 高円寺百貨店に続きオープン(5/4)
5. 高円寺の老舗ライブハウス45周年 山下達郎さん、七尾旅人さんら出演(2/3)
6. 杉並区5カ所にデザインマンホールふた設置 なみすけ・ナミーのデザインで(2/14)
7. 荻窪に「高級フレンチトースト専門店 どんだけ自己中」 デリバリー限定開業(6/1)
8. 西荻窪にパン店「ル プチ パン イ・ウ」 20種類のパン、店内で焼き上げ(2/25)
9. 仮想高円寺の百貨店「高円寺百貨店」 地元商店のテークアウトや通販を紹介(4/13)
10. 荻窪にシェアスペース 人が交流できる場所目指す(1/22)
2位には、「高円寺に南インドカレー&ビリヤニ専門店『エリックサウス高円寺ビリヤニセンター』」がランクイン。これまでターミナル駅の駅ビルに出店してきた南インドカレー専門店のエリックサウスが、カレー定食「ミールス」やスパイシーなインド式パエリヤ「ビリヤニ」をメインにする新店を高円寺にオープンしたことを伝えた。行列のできる同店もオープン後すぐに外出自粛の影響に直面したが、テークアウト販売の強化やカレーパンの開発などの工夫を続けている。
飲食関係の記事が人気を集める中、5位には老舗ライブハウス「LIVE MUSIC JIROKICHI」の45周年イベントの記事が、3位にはその後のコロナ禍で営業自粛を余儀なくされた同店店長と「ShowBoat」店長へのインタビュー記事がランクインし、高円寺を始め地元住民の音楽やサブカルチャーへの関心の高さを伺わせた。
9位の記事は1位のテークアウト販売の記事から1週間後の4月10日に、テークアウトや通販情報を取りまとめたウェブサイト「高円寺百貨店」がオープンしたことを伝えるもの。4位には高円寺百貨店に続く「荻窪百貨店」オープンの記事がランクインした。「阿佐谷百貨店」「西荻窪百貨店」を加えた仮想百貨店サイトは今後もコロナ収束に合わせて地域の店舗情報を取りまとめたまち歩きサイトとして継続する。
高円寺経済新聞では下半期も杉並区広域の動向をいち早く伝えていきたい。