「第15回高円寺フェス2021」が10月30日・31日、高円寺の商店や駅前広場などで開催される。

駅前広場のイメージ（高円寺フェス2020）

　「秋の大文化祭」をテーマに、さまざまな企画を同時に展開する複合イベント。高円寺四大祭りの一つで、今年高円寺の街中で開かれる大きなイベントは初めてとなる。

　高円寺フェス実行委員会は2020年4月、新型コロナ禍で経営に苦しむ店を支援しようと、テークアウトできる高円寺の飲食店や通販に対応する物販店の情報を集約したサイト「高円寺百貨店」を立ち上げた。現在は「まるごと楽しむ、高円寺」をテーマに、テークアウト対応店に限らず幅広いジャンルの情報を集約し、現在約280店が掲載されている。2019年までは、スタンプラリーの参加やガイドブックに情報が載る「高円寺フェス参加店」の募集は有料で行ってきたが、昨年からは「高円寺百貨店」に掲載申し込みをすることで、高円寺の商店は無料で参加店に登録が可能になり、今年は約180店が参加店となった。

　屋外イベントでは、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえ、入場規制の難しい、駅前広場でのプロレスや、ストリートライブ、入り口が複数ある公園でのゆるキャライベントなどは昨年同様中止となる。旧杉並第四小学校（杉並区高円寺北2）のフードイベント「カレーなる戦い」は、衆議院議員選挙会場となったため延期。代替日として12月4日・5日を予定する。参加店を回るスタンプラリーはアプリ「ココアル」をダウンロードし、アプリ内でスタンプをためていく「デジタルスタンプラリー」を初めて実施。ポイントがたまると福引に挑戦ができ、景品には「すぎなみギフトカード」や参加店が協賛した食事券、商品などを用意する。そのほか、一般公募の出演者がライブハウスやミュージックバーでライブやDJを行う「#ぐるミュー」、オリジナルリユースカップでドリンクを楽しむ「ぐるカップ」なども。駅前広場の本部テントでは参加店で買い物をしたレシートを見せると、ハロウィンマスクシールが進呈される。

　担当者は「今年も昨年に引き続き、高円寺近隣や杉並区に住む人にもっと街の魅力を知ってもらえばと思いイベントを開催する。それぞれの店でも楽しいイベントが盛りだくさん。仮装しての街歩きもOK。個性豊かな高円寺の店に足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

　開催時間は駅前広場＝11時～16時、福引会場＝11時～18時。その他のイベントは各店の営業時間により異なる。