株式会社ケアウィル(英名:carewill, INC.、本社:東京都豊島区、営業所:神奈川県川崎市、CEO:笈沼清紀、以下「当社」)は、「服の不自由を解決する」というミッションのもと、自治体、研究所、学校といった地域の機関と連携し、公共性の高い福祉製品の開発に取り組んで参りました。
この度、当社と川崎市との協働で生まれ、応援購入サイト「マクアケ」のプロジェクトを経て7月よりマクアケストアにて発売を開始した「車椅子利用者用レインウェア」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。また、東京・大阪の研究機関との共同による上肢に不自由を伴う方の生活をサポートする「上肢サポートウェア」の開発の着手と、シリーズAラウンドを見据えた第2回資金調達について、10月14日開催の当社取締役会で決議いたしましたのでお知らせいたします。
今後とも当社は、公(国・自治体)学(教育・研究機関)との積極的なコラボレーションを行い、傷病や障害を問わず多様な皆様の生活を豊かにする公共性の高い福祉製品の創造と流通に努めてまいります。
【車椅子利用者用レインウェア】2024年度グッドデザイン賞を受賞
車いす利用者用レインウェア上下セット(左)・ひざ掛け(右上)・ジャケット(右下)
この度、神奈川県川崎市との共創プロジェクト「日常生活・社会生活の自立を支援する車いす用レインウェア製品化」にて開発され、応援購入サイト「マクアケ」のプロジェクトを経て本年7月よりマクアケストアにて発売を開始した車椅子を利用する方の日常の外出を支援する晴雨兼用ウェアが、2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。弊社はこれまでにも、かわさき基準認証福祉製品である「洗濯ネットバッグ」と「アームスリングケープ」でグッドデザイン賞を受賞しており、今回で3製品連続の受賞となります。
丸ごと洗える洗濯かご「洗濯ネットバッグ」
三角巾と衣料が一体化した「アームスリングケープ」
【上肢サポートウェア】東京・大阪、産公学の連携で研究開発・2025年春に発売
上肢に不自由を伴う方々向けの衣料
また、脳卒中や腱板断裂等で上肢に不自由を伴う方々向けの「アームスリングケープ」の新モデルとして、性別や季節を問わず日常で着用でき、ホールド感を更に高めた「上肢サポートウェア」の開発に着手することを決定いたしました。この製品は、当社と、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター、大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科との共同研究* に基づき開発、「令和6年度川崎市福祉製品等開発支援補助金」で製品化、2025年春の発売を予定しています。
*脳卒中後の上肢麻痺のリハビリテーションと片手で使える道具の専門家である大阪公立大学大学院・竹林崇教授と被服環境学に精通する都産技研と共同研究契約を締結。当社と都産技研は2022年にも共同研究を実施。
【洗濯ネットバッグ】累計販売数1,900個突破! ディノス冬号に掲載
丸ごと洗濯機で洗えて、ぐるぐる 回っても絡みません。乾燥機もOK。
リウマチや片麻痺など、洗濯時に困難を伴う方々と共同開発された「乾燥機でつかえる洗濯ネットバッグ」は、2022年11月発売開始以来、障害や傷病の有無に関わらず多くの方々にご愛用いただき、累計販売数が1,900個に達しました。この度、工場での量産体制が整い、より多くの方に商品をお届けできるようになったため、カタログ通販「ディノス」冬号での掲載(2024年10月31日~2025年6月31日)を決定、来年初には大手テレビ通販でも販売予定です。
【第2回資金調達】J-KISS型新株予約権と社債の発行
当社は、このような既存製品の認知拡大と販路開拓および、新製品開発を着実に実行するため、2024年10月16日の取締役会において、シリーズAラウンドを見据えた第2回資金調達を実施することを決定いたしました。今回の調達では、新株予約権発行(J-KISS型)、クラウドファンディング、および社債発行により、合計660万円を調達する予定です。
*社債の返済原資には、上述の採択された補助金の全額および、カタログやテレビ通販からの収益の一部が充てられます。
商品情報
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