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杉並・郷土博物館で「妖怪ワンダーランド」 江戸~明治の錦絵展示

百鬼夜行絵巻

百鬼夜行絵巻

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 杉並区立郷土博物館(杉並区大宮1、TEL 03-3317-0841)で、企画展「百鬼ぞくぞく-妖怪ワンダーランド-」が7月17日から始まった。

百鬼夜行絵巻

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 江戸期から明治期にかけて描かれた錦絵や、絵巻など、多彩な妖怪の世界を紹介する企画展。学習院女子大学名誉教授で、杉並区在住の徳田和夫さんのコレクションを中心に展示する。

 展示の中でも目を引く「百鬼夜行絵巻」は、琵琶の頭や、釜の頭をした妖怪が列になり、練り歩く様子が描かれている。そのほか、茶道具の付喪神(つくもがみ=古い道具に宿る神様)を描いた「茶器夜行絵巻」なども飾られる。錦絵師の一勇斎(いちゆうさい)国芳や月岡芳年による妖怪退治の図なども。8月には徳田さんによるギャラリートークも予定する。

 担当者は「近年アニメやマンガの題材となるなど、人気を集める『妖怪』だが、そういった怖いものたちを楽しむ文化は今に始まったことではない。博物館いっぱいに広がる『妖怪ワンダーランド』をお楽しみいただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時、休館は月曜(祝日は開館、翌日休み)と8月19日。観覧料100円(中学生以下、20人以上の団体は1人80円)。9月5日まで。

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