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荻窪駅に「防災無線電光表示局」設置 災害情報や気象警報を音声と文字で発信

荻窪駅に設置された「防災行政無線電光表示局」

荻窪駅に設置された「防災行政無線電光表示局」

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 荻窪駅前北口ロータリー(杉並区上荻1)に12月19日、防災行政無線電光表示局が設置された。

電光表示の様子

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 駅前に滞留している人に対し、音声と文字で正確な災害情報を提供する同表示局。表示板は高さ7メートルの位置に設置され、3面から見えるようになっている。

 荻窪駅はJRと東京メトロ丸ノ内線が乗り入れ、青梅街道や環状八号線など杉並区最大の交通の結束点になっている。東日本大震災の時は公共交通機関が混乱し、JR線は翌朝まで運行ができない状態だったため、都心や新宿方面から青梅街道を徒歩で帰宅しようとする人たちが荻窪駅前の広場に押し寄せたという。

 2012年4月に東京都防災会議で発表された「東京湾北部地震(震度6強)」による被害想定で、杉並区での帰宅困難者は9万2000人と想定され、そのうち1万8000人は行き場のない帰宅困難者となるとされている。

 同表示局は防災無線の子局からインターネット回線で情報が送られるが、子局に電子表示板を設置しているため回線がパンク(途絶・混雑)状態となっても情報表示が可能という。今年4月に広域避難場所である「桃井原っぱ公園」(桃井3)にも同様のものが設置され、区内では2カ所目となる。

 今後は災害情報だけでなく、気象警報や光化学スモッグ注意報などの情報も表示していく。

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