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高円寺に大衆酒場 バンドマン店主、ミニステージで「アーティストの夢の後押し」も

店主のヒロキさん(左)とスタッフのレンさん(右奥)

店主のヒロキさん(左)とスタッフのレンさん(右奥)

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 新高円寺の青梅街道沿いに「フォーキーズ酒場」(杉並区高円寺3)がオープンして1カ月がたった。

店の外観

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 「大衆ネオ酒場」をテーマに、宮崎県出身の店主ヒロキさんが、宮崎直送の地鶏メニューなどを提供する居酒屋。4月6日にオープンした。

 ヒロキさんは、高円寺が舞台の映画「アイデン&ティティ」を見たことがきっかけで、20代前半に高円寺に上京。GOING STEADY、SHACHI、THE ROLLINGMANなど高円寺に縁のあるバンドが好きだったこともきっかけという。上京後はライブハウス「高円寺GEAR」(2009年閉店)でアルバイトをしていた。現在は宮崎県出身者で構成するスリーピースバンドMINAMI NiNEのボーカルとベースとして活動している。

 高円寺にオープンしたきっかけについて、ヒロキさんは「バンド活動で全国を回り続ける中、大阪アメ村周辺の盛り上がりに感動した。アーティスト、ライブハウス、お笑い芸人、アパレルショップ、飲食店などが深くつながり、その中を日々行き来する人や外から来た方が楽しく過ごしていた。第二の故郷である高円寺もどこか近しい雰囲気があると思い、ジャンルや世代を越えて、楽しめる空間を作りたいと思った」と話す。

 ヒロキさんのお薦めは「宮崎直送!鶏の炭火焼き」「宮崎直送!鶏のタタキ」(以上880円)、「金華サバの生ハム燻製(くんせい)」(440円)、芋焼酎「霧島(宮崎限定)」(500円)など。

 「レトロな雰囲気のリーズナブルな大衆酒場。1杯、1品から気軽に利用してほしい」とヒロキさん。「店の角にある小さなステージでは、生音限定で持ち込みのライブイベントやお笑いイベントなどもできる。今後はアーティストのデモ音源やアパレルグッズを販売できるスペースも考えている。飲食店でありながら、夢の後押しをできる場所になれば」と意気込む。

 営業時間は18時~24時。

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