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高円寺の古本酒場が「本の長屋」開設へ 築100年の古民家に書店と交流場

コクテイル書房が左端、右端に本の長屋を作る計画

コクテイル書房が左端、右端に本の長屋を作る計画

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 高円寺の「コクテイル書房」(杉並区高円寺北3)が現在、開設準備を進めているコミュニティースペース「本の長屋」のシェア型書店の店主を募っている。

「本の長屋」の1、2階のイメージ

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 コクテイル書房は、築100年の古民家を改装した店舗で「文学カレー」など本に関するメニューを提供する古本酒場。同店がある4軒長屋の端の物件が空いたことや、同店の読書会が人気を集めていることから、店主の狩野俊さんが、本を媒介にコミュニケーションを取れる居場所として、「本の長屋」を作る計画を進めている。

 1階に「共同書店」という名のシェア型書店、2階には本に関するイベントや交流スペースを設ける予定。現在、クラウドファンディング「MOTION GALLERY」で改装費用を集めると同時に、共同書店の店主として参加する個人や企業を募っている。2月14日現在、116人から166万6,000円が集まっている。

 狩野さんは「高円寺は人情にあふれた街。でも決してベタベタしない。親しくなっても踏み込みすぎない感じが『風通しのいい田舎』という具合で、ちょうどいい。この地で『本の長屋』を、ほかの人たちにとっても心地いい居場所として、醸成させていきたい。そこは人と本にとって居心地がよく、だからこそ、いつでも帰れていつでも旅立てる、みんなの居場所になるはず」と支援を呼びかける。

 クラウドファンディングは3月22日まで。3月から工事に着手し、オープンは4月を予定。

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